【2025年11月8日】矢沢永吉 東京ドーム|6年ぶりのドームに5万人が熱狂した夜

スポンサー

6年ぶり。

その言葉だけで、どれだけ多くのファンがこの日を待ち望んでいたか想像できるだろうか。2025118日、東京ドーム。矢沢永吉が再び、あの聖地のステージに立った。

開場前から会場周辺に集まる人、人、人。老若男女問わず、誰もが期待に胸を膨らませている。「Do ItYAZAWA 2025——このツアータイトルに込められた想いを、私たちはこれから目撃することになる。

開演前、高まる期待感

開場15:00、開演17:00

ドーム内に入ると、すでに熱気が渦巻いていた。グッズ売り場には長蛇の列。今回のツアーグッズを手にしたファンの顔は、まるで子供のように輝いている。

席に着くと、ステージセットが目に飛び込んでくる。シンプルでありながら、圧倒的な存在感。照明、音響、すべてが「矢沢永吉」のために用意されている。

そして、開演時間が近づくにつれて、会場のボルテージは最高潮へ——

「さまよい」で幕を開けた伝説の夜

17:00

照明が落ちた瞬間、会場全体が息を呑んだ。

そして、聴こえてきたのは「さまよい」のイントロ。この選曲に、永ちゃんの「ただのコンサートにはしない」という強い意志を感じた。華やかなオープニングではなく、あえて内省的な楽曲から始める——これが矢沢永吉だ。

ステージに現れた永ちゃんは、変わらぬオーラを放っていた。いや、6年前よりもさらに研ぎ澄まされているような気さえする。

「よぉ、久しぶりだな」

そのひと言で、会場は一気に永ちゃんの世界に引き込まれた。

セットリストに込められたメッセージ

今回のセットリストは、永ちゃんの50年以上のキャリアを網羅する完璧な構成だった。

「テレフォン」「ゴールドラッシュ」といったロックナンバーから、「SOMEBODY’S NIGHT」「カサノバと囁いて」のようなムーディな楽曲まで。そのすべてが、2025年の今を生きる永ちゃんによって新たな命を吹き込まれている。

特に印象的だったのは「もうひとりの俺」。

この曲を歌う永ちゃんの表情には、これまで歩んできた人生のすべてが刻まれているように見えた。成功も挫折も、栄光も苦悩も——すべてを乗り越えてきた男の歌声は、会場の誰もが涙せずにはいられないほどの説得力があった。

永ちゃんのMC:語らずして語る

曲と曲の間のMC

ここに、永ちゃんの人間性が最も現れる。今回も、バンドメンバー一人ひとりを丁寧に紹介し、その技術と貢献を讃えていた。

「このギターを聴いてくれよ」 「このベースラインがあるから、俺の歌が生きるんだ」

メンバーを立てる姿勢——これは計算ではない。心からのリスペクトだ。だからこそ、永ちゃんのバンドは最高のパフォーマンスを生み出せる。

そして、ふとした瞬間に見せる照れくさそうな表情。ファンから「永ちゃん最高!」と声がかかると、少し困ったような、でも嬉しそうな顔をする。その一瞬に、カリスマと人間らしさが共存している。

「時間よ止まれ」で感じた永遠

中盤に披露された「時間よ止まれ」。

この曲を聴きながら、本当に時間が止まればいいのにと思った。この瞬間、この空間、この熱量——すべてがあまりにも尊く、永遠であってほしいと願わずにはいられなかった。

永ちゃんは77歳。しかし、ステージ上の彼からは「年齢」を感じさせない。いや、年齢を超越した何かがある。それは経験であり、情熱であり、そして何よりも「生き様」だ。

50年以上、常に第一線で戦い続けてきた男。その背中は、どんな言葉よりも雄弁に「生きる」ことの意味を語っている。

アンコール:会場が一つになった「Ha~Ha」

本編が終わり、会場中が「永ちゃん!」「永ちゃん!」と叫ぶ。

そして現れた永ちゃんが、アンコールで披露したのは「鎖を引きちぎれ」。この曲の持つメッセージ性と、永ちゃんの生き様がぴったりと重なる。

「止まらないHaHa——ファンが最も待ち望んでいた瞬間。

会場全体が「HaHa!」と叫ぶ。5万人が一体となって叫ぶこの光景は、何度経験しても鳥肌が立つ。これは単なるコンサートではない。永ちゃんとファンが作り上げる、唯一無二の空間だ。

最後の「トラベリンバス」では、もう言葉にならない感動だけが残った。

終演後に残ったもの

ライブが終わり、照明がついても、誰もすぐには席を立たなかった。

余韻。それは音楽が鳴り止んだ後も、心の中で鳴り続けている。永ちゃんが残していったものは、楽曲だけではない。「生きる力」「情熱」「諦めない心」——そういった目に見えないけれど、確かに存在する何かだ。

会場を出るファンたちの表情は、みな輝いていた。年齢も性別も関係ない。永ちゃんのライブは、すべての人に「明日も頑張ろう」と思わせる魔法がある。

6年ぶりのドームが証明したこと

この日、東京ドームで証明されたことがある。

矢沢永吉は、時代を超えたロックスターであるということ。 年齢は数字に過ぎないということ。そして、本物の音楽は人の心を動かし続けるということ。

Do ItYAZAWA 2025——このツアータイトルが示す通り、永ちゃんは常に「やり続ける」。立ち止まらない。挑戦し続ける。

77歳でこのパフォーマンス。この情熱。この説得力。

比較する対象が見つからない。なぜなら、矢沢永吉は唯一無二だからだ。

【セットリスト】2025年11月8日(土)東京ドーム

開場 15:00 / 開演 17:00

  1. さまよい
  2. テレフォン
  3. ゴールドラッシュ
  4. 世話がやけるぜ
  5. 冷めた肌
  6. SOMEBODY’S NIGHT
  7. カサノバと囁いて
  8. ラスト・シーン
  9. 共犯者
  10. もうひとりの俺
  11. ワン・ナイト・ショー
  12. 古いラブレター
  13. Risky Love
  14. HEY YOU…
  15. 黒く塗りつぶせ
  16. A DAY
  17. 時間よ止まれ
  18. YOU
  19. 逃亡者
  20. 真実

アンコール

  1. 鎖を引きちぎれ
  2. 止まらないHaHa
  3. トラベリンバス

次回公演について

119()も東京ドームで開催されます。まだチケットをお持ちでない方も、当日券や譲渡を探してみる価値は十分にあります。

なぜなら、永ちゃんのライブは人生を変えるからです。

あなたの永ちゃん体験を教えてください

このライブに参加された方、ぜひコメントであなたの感想を聞かせてください。一人ひとりの体験が、永ちゃんの伝説を作っています。

関連記事

  • 矢沢永吉の本当の魅力|カリスマの裏にある人間味
  • 永ちゃんライブ初心者ガイド【準備中】
  • おすすめツアーグッズレビュー【準備中】

#矢沢永吉 #YAZAWA #東京ドーム #ライブレポート #DoItYAZAWA2025

スポンサー

v